• PT. Wijaya Karya (Persero) Tbk

    陰圧隔離室を備えたCOVID-19対応モジュール式病院建設

    インドネシア、ジャカルタ、南ジャカルタ

プロジェクト概要

    • BUILDINGS AND CAMPUSES - PT Wijaya Karya (Persero) Tbk

COVID療養施設の収容能力を拡大

世界の多くの地域と同様に、インドネシアの首都ジャカルタでもパンデミックの症例が急増し、医療機関の病床数を超える事態に陥りました。COVID-19の患者を受け入れるために、政府は14の新しい病院を建設する計画を開始しました。PT.Wijaya Karya(WIKA)は、そのうちの1つを、サッカー場として使用されていた22,700平方メートルの用地に建設する業務を担いました。400万米ドルを投じたこの病院は、300床の収容能力、35の集中治療室、10の救急処置室を備え、汚染された空気流の拡散を防ぐ最新の設備も備えています。インドネシア政府は、パンデミックという重大な局面であることを踏まえ、ソーシャルディスタンスの制約下でありながら、1か月以内に設計および建設作業を完了し、病院を完全に稼働させることをWIKAに求めました。WIKAは、エンジニアリングのワークフローを調整・加速できる革新的な技術ソリューションを見つける必要がありました。

モジュール式の建設

この緊急事態においては、期限を死守する必要がありました。WIKA社は、モジュール式のアプローチにより数週間以内で設計・建設を完了するという過酷な目標に挑むことにしました。この方法では、工期の短縮だけでなく、品質、安全性、持続可能性の向上も期待できました。しかし、この方法では、従来の設計戦略では対応できない合理化されたプロセスと複雑な意思決定が必要でした。このプロジェクトの範囲には、構造、建築、機械・エンジニアリング・配管(MEP)作業が含まれました。これらの作業を調整して設計と建設を並行して進め、厳しい納期に間に合わせる必要がありました。このような計画、コラボレーション、管理の課題を解決するため、WIKAではモジュール建設の標準とデジタルBIMアプリケーションを統合したいと考えました。

相互運用性のある技術で成功を見いだす

WIKAは、ProjectWiseによりコネクトデータ環境を構築しました。さらに、BentleyのリアリティモデリングとBIM手法を採用して、モジュールアプローチを実行しました。クアッドコプター型ドローンとContextCaptureを利用して、2ヘクタールのプロジェクト用地の画像を撮影して処理し、地形解析対象エリアのリアリティモデルを作成しました。また、OpenBuildings DesignerとOpenRoadsを利用して、病院の建物全体のモデルを生成しました。Hevacompにより、最適な室内気流を求める解析が簡略化されました。納期を厳守するため、SYNCHRO 4Dを使用して3Dモデルを建設スケジュールと統合し、変更管理を最適化しました。WIKAでは、全員が同じ部屋にいなくても、単一の統合BIMプラットフォームを介して共同で作業でき、可視性や意思決定も改善されました。

BIMによりデリバリを産業化

WIKAではデジタルBIMワークフローを確立することで、3日間で95回の設計の改定と62件のクラッシュを解決し、10日間でモジュールの設計を完成させました。SYNCHRO 4Dを使用してデジタル建設管理を行うことで、工期が4日短縮され、目標よりも20%早い16日間で建設が完了しました。一刻も早くこの建物を完成して、COVID-19の患者に医療を提供する必要があったため、この成果は非常に重要でした。WIKAではワークフローを合理化し、コスト、計画、スケジュールを完全に把握することで、コスト効率が18%改善されました。モジュール方式とBentleyのBIM技術により、WIKAの投資利益率(ROI)が24%向上したほか、病院は2か月早く稼働を開始できました。今後は、BIMの適用を拡大し、将来の開発のベンチマークとなるデジタルツインを開発する予定です。

プロジェクトプレイブック: ContextCaptureLumenRTOpenBuildingsOpenRoadsProjectWiseProStructuresSYNCHRO 4D

成果と現状
  • WIKAは、急増するCOVID-19症例用の病床不足対策として、工費約400万米ドルのジャカルタの病院建設を受託
  • BentleyのBIMアプリケーションとWIKAのモジュール式建設の標準を統合することで、ソーシャルディスタンスの制約下でも、急ピッチの作業が必要なデリバリ要件を達成できることを発見
  • Bentleyの相互運用性のあるテクノロジにより、設計レビュープロセスを7日間、建設期間を4日間短縮
  • 統合デジタルBIM手法により、従来の手法よりも2か月早く、病院の稼働開始を実現
引用:
  • 「Bentleyの技術には、効果的かつ効率的なモジュール式のワークフローを作成できる機能とツールがあるため、プロジェクトのコストを最適化し、設計プロセスの効率を改善できます」

    Rizky Yusuf Ramadhan氏 BIMコーディネータ PT. Wijaya Karya (Persero) Tbk